今日の一日一話 「人間の死というもの」中村天風、「雪解けの山の斜面を埋めて咲くカタクリの花そよぎ止まざり」鳥海昭子
3月29日 今日の一日一話 「人間の死というもの」
たった一つの、宇宙の根本が産み出したものが、神羅万象である。
したがって、一切の神羅万象と称するものは
宇宙根本のエネルギーの分派によって作られている。
形が、つまり目の前にあるというのは、
宇宙根本の力が、まだこもっているからであり、
その力が抜けてしまえば、形を現象界から消して、
根本要素に還元しなければならない。
人間の死というのも、そういうことなのである。
以上は 中村天風著 一日一話より
「雪解けの山の斜面を埋めて咲くカタクリの花そよぎ止まざり」鳥海昭子
雪が解けたばかりの日当たりのいい山の斜面いっぱいに、
カタクリが咲いていました。
まだ葉を出さない木々の上からそぞぐ光と、
斜面を撫でて上がっていく風の柔らかさを感じます。
誕生日の花と短歌365日より